日本の高齢者人口は、すでに過去最高の3千万人を突破し、今後も急激な増加が予測されています。
2025年の介護保険にかかる費用は20兆円に拡大し、医療・介護関連の市場規模は180兆円以上とも予測されています。
超高齢先進国の日本の介護市場の動向を、今、世界中が注目しています。
株式会社日本介護福祉グループの藤田英明さんは、介護の現場で培った知識と経験を基に、宿泊付きデイサービスという新たな業態を考案し、起業しました。「茶話本舗」というブランドで全国展開し、事業所数は、7年間で全国750カ所以上となりました。
介護分野に初めて本格的にフランチャイズ方式を導入し、補助金等に頼らずに民間の資金を活用し、通常の施設よりも人員配置を厚くすることで、きめ細かいサービスを安価で提供することを可能にしました。
普通の民家を活用する、普段の生活に近い環境を提供することで認知症の方のリロケーションダメージを防ぐ、お年寄り個々の役割を尊重することで「自立」を支える、普段の生活に近い環境に慣れるため、あえてバリアフリーにしないなど、高齢者本位の革新的な介護を次々と導入しています。
介護の本質とは? 医療・介護というソーシャルな社会保障分野を、いかにして健全な成長産業として発展させる事が出来るのか?
藤田さんに、事業に対する理念と詳細をお話しいただくとともに、世界を先導する日本の介護医療システムのビジョンを皆様と共有したいと思います。
記
日 時 : 2014年 3月22日(土)15:00〜16 : 30
会 場 : 早稲田大学早稲田キャンパス11号館 9階 908教室
ゲ ス ト : 株式会社日本介護福祉グループ 代表取締役会長 藤田英明 氏
【ゲスト・プロフィール】
藤田英明(ふじた ひであき)
1975年11月生まれ。明治学院大学社会学部卒業。
社会問題をイノベーティブな事業で解決することを使命としている社会企業家。1998年から社会福祉施設で介護、相談員、管理運営業務に従事。2004年、埼玉県で夜間対応型の小規模デイサービスを開設し起業。認知症ケアの不整備、社会的入院の長期化、家族の介護負担増大、介護従事者の給与水準低位推移、景気低迷による低所得化、国家財源の枯渇等の問題を解決する為に、2007年から夜間対応型の小規模デイサービスを「茶話本舗(さわほんぽ)」というブランド名で日本全国にフランチャイズで展開中。
著書に『図解でわかる介護保険・介護報酬の改正ガイド』(2012年、共著・アニモ出版)、『社会保障大国日本VER.1.0 PRACTICE』(2013年、幻冬舎ルネッサンス)など。
他の役職として、社団法人お泊りデイサービス協会会長、財団法人日本介護フットサル協会理事長、社会福祉戦略研究所株式会社代表取締役など多数。
参 加 料 : 無料 * 終了後、簡単な懇親会を予定(有料・希望者のみ)
定 員 : 30名
主 催 : 早稲田大学ソーシャルアントレプレナー研究会(WSEI)
お申し込み: 研究会事務局 info@wsei.jp に氏名、所属をお知らせください。