企業におけるダイバーシティというと女性や障がいのある方を思い浮かべる方も多いと思いますが、社会には他にも実に多様なマイノリティが存在しています。
ITエンジニアの育成や派遣等を行う株式会社アイエスエフネットを母体とするアイエスエフネットグループは、そうした人々に注目し、社会の力として転換すべく積極的な雇用をおこっています。
創業当時、IT業界の人財不足に直面し、未経験者を雇用から育成するというビジネスモデルを打ち立て、その流れの中で自然に多くの就労困難者を採用するようになりました。
雇用を経営の中心に据えるという方針を徹底し、現在では、雇用した社員に合わせて仕事を創り事業を展開するという新しい発想で、障がいのある方、引きこもり等の就労困難者を積極的に雇用しつつ、事業の成長拡大との両立を実現しています。
採用だけでなく、出産・育児や介護で時間的制約のある社員への支援にも先進的に取り組んでいます。
今回は、アイエスエフネットグループ代表の渡邉幸義氏をお招きして、そのビジネスモデルの核心をお話しいただき、多くの企業や社会にとって課題であるダイバーシティ・マネジメントについて考えます。
記
日 時 : 2015年 3月20日(金)18:15 ~ 19 : 45
会 場 : 早稲田大学早稲田キャンパス11号館 9 階 908 教室
ゲ ス ト : アイエスエフネットグループ 代表
株式会社アイエスエフネット 代表取締役 渡邉 幸義 氏
ファシリテーター:日本ベンチャー学会理事、早稲田大学ビジネススクール前教授
多摩大学名誉教授、当研究会特別顧問 柳 孝一 氏
【ゲスト・プロフィール】
渡邉 幸義(わたなべ ゆきよし)
1963年 静岡県沼津市生まれ。武蔵工業大学(現・東京都市大学)機械工学科卒業。
日本ディジタル・イクイップメント株式会社(現・日本ヒューレットパッカード)
を経て、2000年、株式会社アイエスエフネットを創業する。
人材育成企業として、雇用の創造を大義に掲げ、「25大雇用」のもとに、障がいのある方、
ニート・フリーター、引きこもり、シニア、DV被害者など、一般的に就労が難しいと
されている方の雇用に積極的に取り組みつつ、利益を上げ続けている。
創業15年で、従業員数はグループ全体で3,200人を突破し、国内のグループ会社22社、
海外8カ国で事業展開をしている。
平成24年、経済産業省の「ダイバーシティ経営企業100選」にアイエスエフネット
グループが選出される。
一般社団法人ソーシャルビジネス・ネットワーク常任顧問等を兼務。
著書に『「未来ノート」で道は開ける!』『雇用創造革命』『社員みんながやさしくなった
〜障がい者が入社してくれて変わったこと』他。
(参考)http://www.isfnet.co.jp
参 加 料 : 無料
主 催 : 早稲田大学ソーシャルアントレプレナー研究会(WSEI)
お 申 込 : 研究会事務局 info@wsei.jp 宛に氏名、所属をお知らせください。