images-2高齢化、核家族化が、お年寄りや子供、若者の間に孤立を生み、インターネットの普及も、多くのつながりを育む反面、様々な対立、孤立、疎外感を生み、数々の社会問題が生じています。

少年時代、3年半におよぶ強度の鬱と引きこもり、不登校に陥った吉藤健太朗さんは、その時経験した辛く苦しい孤独感が動機となり、「孤独の癒し」をテーマに人工知能を搭載したロボット開発を目指します。しかし自分の経験から何かが違うと感じて方向転換し、ロボットと人ではなく、人と人をつなぐ「コミュニケーションロボット」の開発普及を目指し、ベンチャー企業を立ち上げます。

最近、ソフトバンクをはじめ、ヒト型ロボットの開発が話題を呼んでいますが、吉藤さんは「人工知能が人を癒す未来」よりも「人同士がつながり、孤独でなくなる未来」を創りたいと、言わばスマホのロボット版というべき「OriHime(オリヒメ)」の開発に邁進し、家庭、病院、高齢者施設、学校、企業等、あらゆる場での活用の可能性を探っています。

この7月の量産化を機に、実物のデモも交えて吉藤さんにお話を伺い、ネットワーク型ロボットが社会に提起する意味と可能性について考えます。

                 記

日 時  : 2015年 7月23日(木)18:15 ~ 19 : 45

会 場  : 早稲田大学早稲田キャンパス11号館 7 階 710 教室

ゲ ス ト :   株式会社オリィ研究所 代表取締役 吉藤 健太朗 氏

【ゲスト・プロフィール】

吉藤 健太朗(よしふじ けんたろう)氏
1987年奈良県生まれ。小学校〜中学校時代の不登校を経て、工業高校に進学。
人工知能の研究に励む。福祉機器ロボットの道を志し、早稲田大学創造理工学部に進学。
在学中に、独自のアプローチで遠隔分身ロボットの研究に取り組み「OriHime」を開発。
2012年株式会社オリィ研究所を設立。2015年7月よりOriHimeの生産を開始。
2004年日本科学技術チャレンジ(JSEC)文部科学大臣賞を受賞、2006年NHK高専ロボット
コンテスト全国大会優勝、2011年早稲田ベンチャー起業家養成講座ビジネスコンテスト優勝、
2012年第10回学生起業家選手権優勝、2012年スタンフォード大学E-bootCamp日本代表、
2012年青年版国民栄誉賞「人間力大賞」受賞、2014年日本武道館「みんなの夢AWARD4」受賞。
2014年AERA「日本を突破する100人」に選出される。

(参考)http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/feature/post_70472/

参 加 料 : 無料

主 催  : 早稲田大学ソーシャルアントレプレナー研究会(WSEI)

お申し込み: 研究会事務局 info@wsei.jp に氏名、所属をお知らせください。