日本人の2人に1人ががんにかかり、3人に1人ががんで死亡すると言われるほど癌人口は急増しています。
ゴールドマンサックスに15年間勤務し、100kmマラソンランナーとして充実した日々を送っていた大久保淳一さんは、ある日突然がんの告知を受け人生が一変します。
がん発病以来、極度の不安と孤独に苦しんだ大久保さんは、病気に立ち向かうためには、同じ境遇の人たちが与えてくれる情報、体験談、共感がどれほど大切であるかを痛感しました。
自身の体験を生かそうと、一昨年、会社を退職し、がん患者や家族、支援者ががんに関する悩みや問題を解決するための交流サイト「5years(ファイブイヤーズ)」を開設し、増大するがん患者のための交流プラットフォームの構築と全国的な拡大に向け、精力的に活動をおこなっています。
人生の転機をどう生かすのか?
発病から闘病、起業に至る経緯と、事業の展望などについて大久保さんにお話をうかがいます。
記
日 時 : 2016年 3月10日(木)18:30 ~ 20 : 00
会 場 : 早稲田大学早稲田キャンパス11号館 9 階 903 教室
ゲ ス ト : 5years 代表(一般社団法人大久保の会 代表理事)大久保 淳一
ファシリテーター:日本ベンチャー学会理事、早稲田大学ビジネススクール前教授
多摩大学名誉教授、当研究会特別顧問 柳 孝一 氏
【ゲスト・プロフィール】
大久保 淳一(おおくぼ じゅんいち)氏
1964年、長野県生まれ。名古屋大学大学院修了。
石油会社に6年勤務の後、99年、シカゴ大学経営大学院にてMBAを取得。
同年、ゴールドマンサックス証券株式会社に入社。
07年、精巣がんを発症、全身転移で最終ステージと診断される。
さらに抗がん剤の副作用で重症の間質性肺炎を併発。5年生存率20%以下と言われるが、
一命を取り留める。闘病生活の後、職場に復帰。長期のリハビリ期間を経て、
13年にサロマ湖100kmウルトラマラソンで完走を果たすまでに回復する。
14年、ゴールドマンサックスを退職し、非営利社団法人にて5yearsを創設。
がん患者支援活動に従事する傍ら、執筆、講演活動を勢力的に行う。
東京大学大学院医学系研究科非常勤特認研究員。
マラソンのがん発病前の自己記録更新への挑戦を続けている。
著書に『いのちのスタートライン』(2015年、講談社)
(5years webサイト)https://5years.org/
参 加 料 : 無料
主 催 : 早稲田大学ソーシャルアントレプレナー研究会(WSEI)
お申し込み: 研究会事務局 info@wsei.jp に氏名、所属をお知らせください。